
今日はオフでしたので、友人の誘いがあり、鎌倉の神奈川県立近代
美術館へ。岡崎和郎さんの個展が今日から始まるという事で、
オープニングレセプションもあり、ご本人ともお目にかかる事が
できました。
「御物補遺」(ぎょぶつほい と読むそうです)という独自の概念
で創作された作品の数々。日常にある実に普遍的な事物を真っ向か
ら捉えるのではなく、裏側から捉える、欠落部分を補足する、、
みたいなことらしく、
(詳細は
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2010/okazaki/index.htmlを見てみてください)
実際目には「見えていないもの」の中、周辺から岡崎さんによって
見出され、発見されていく「そのものの存在感」がひとつひとつ
丁寧で有難く嬉しく、
美しく、いとおしく。時には面白い!感。
とても素直に感覚的に私に入ってくる作品で、私は現代美術のこと
はちっとも詳しくないんですが、大変感銘を受けたのでありました。
私が音楽を作る上で漠然と漫然と思いふけってたりする瞬間の思惑
や憧れや希望。そんなこんな何かを岡崎さんの作品に触れる事で補
われたような(補遺の補遺ですか。笑)、チャージ出来たような、
そんな有難い一日でありました。
(「補遺」という言葉はいまいちマイナーな意味合いを持つ感触で
したが、今日から私の意識は変わりました)
「補遺」があってこそに全ての事物、世界、人間関係、、
は成立、確立していくのです!
常に私は「補遺」であって「補遺」ではなくなりもしたい。
(…だんだん何をゆっているのかわかりませんね、、、)
作家はどんどんお産を続けていく、ブレずかまわず
going my wayですね!
あと時空を超えるハイセンス、洗練されたアンテナと
感覚ですか!
私も岡崎さんのような超カッコイイ芸術家を目指した
いのです!
*写真はちょっと早起きしてひとり江ノ島へ。ソフトクリ
ームを食べた場所から見えた風景。